任意整理で500万円の借金を返済するための条件と方法

任意整理で500万円の借金も返済が出来るかという点に関しては、判断が難しいところがあります。

債務整理をする場合、債務額が100万や200万円程度であれば、任意整理という方法で解決したという体験談は多いです。

しかし債務総額が500万円になってくると、月々の返済額も多くなるので、自己破産をせざるを得ない可能性は高くなってきます

ただ、自己破産を選択してしまうと、住宅ローンがある人は持ち家を手放さなければならなくなります。

また、奨学金の返済が残っている人は、親が保証人になっているケースがほとんどなので、破産後、債権者から親に請求が行くようになってしまいます。

そのような事情を抱えている人は、気軽に自己破産をする訳にはいかないのです。

それでもやり方によっては500万円の借金でも任意整理で解決できる可能性はあります

もちろん簡単ではないことに変わりはないので、自分で解決しようとするよりは、こういったサイトを通じて法律の専門家に相談する方が確実です。

500万円の借金をどれだけ減らせるかシミュレーションしてみる(所要時間:2分程度)

借金総額500万円の重み

私が働いていた弁護士事務所に500万円の借金で苦しんでいた方が相談に来られた方がいらっしゃいました。

その方は、学生時代からの親友が、事業をやるというので、保証人になったのですが、結果的に友人が失敗してしまったのです。

残債を一括返済されたため、クレジットカードのキャッシング枠や消費者金融のカードローンを使った借入などて一時的に対応しました。

結局、それがきっかけで借金が膨らみ続け、多重債務者となり、債務の総額が500万円を超えてしまったのです。

確かに500万円という借金は大きな負担ですし、その方も、月々の返済金額が、最大20万円に膨らんでしまっていました

さらに、借金の金額が500万円まで膨らんでしまうと、金利による利息が、支払い額の大半を占めるため、いくらがんばって返済をしても元本が減らなくなってしまっていたのです

そうなると、生活が成り立たない借金地獄に突入してしまいます。

気持ち的にもかなりきつくなり、精神的に追い詰められヤミ金に手を出してしまう方も出てきます。

また、相談者の方は、住宅ローンを抱えていたという事情もあり、かつ保険外交員の仕事をしていました。

自己破産をすれば、保険外交員の資格は取り消される可能性もあったので、家族のためにも自己破産は何とか避けましょうという話になりました。

500万円の借金を任意整理で整理できる条件とは?

では、具体的にどういった条件が揃っていれば、任意整理が可能になってくるのでしょうか?

ここで、いくつかの条件をご紹介いたします。

取り引き期間が長い

まず、貸金業者に返済をしている期間が長ければ長いほど、任意整理によって減らせる借金の額が増えてきます。

特に、2006年~2010年以前から返済を行なっていた方は、利息制限法という法律で定められた利息を越えるパーセントでお金を借りていた可能性が高くなっています。

すると、払いすぎた利息(過払い金)がたくさん発生し、その分、残債が減ります。

任意整理をする際は、過去の取引明細を貸金業者から取り寄せて、引き直し計算を行ないます。

それによって、500万円の借金額が150万円まで圧縮されたケースもあります。

返済能力(家計の余剰金)が月々の返済額を上回る

任意整理をすれば、将来利息が原則的になくなります。

そして残った金額を、基本は3年、長くても5年をかけて返済をしていく方法を取っていくようになります。

ですから後は、返済額を36ヶ月、難しければ60ヶ月で割れば良いのです。

返済金額が150万円であれば、
3年の返済期間で月々の返済額は、約42,000円
5年の返済期間で月々の返済額は、25,000円

200万円まで借金を減額出来ていれば、
3年の返済期間で月々の返済額は、55,000円
5年の返済期間で月々の返済額は、約33,000円

という返済計画を立て、月々の収入から生活費などを引いた返済可能額が、上記の金額を超えられるか検討をしていきます。

もちろん、それだけの余剰金を作るのが難しい場合は、個人再生(民事再生)や自己破産も考えていかなければなりません。

しかし、安定した収入があり、上記の金額を払い続けることが出来る返済能力があれば、任意整理も可能となってきます

結局、その時、相談に来られた方も、借入期間が長くて、過払い金返還請求が出来た債権もあり、また会社員としての収入もそこそこあったので任意整理で手続きを行ない、3年間で、借金を完済することに見事成功しました。

もちろん、マイホームも仕事も守ることが出来たことは言うまでもありません。

任意整理で失敗しないために

しかし、その一方で気を付けなければいけないことは、借金総額が大きいと、その分、任意整理をしても失敗をするリスクが出てくるということです。

任意整理をした後、5年間は、信用情報機関に事故情報が登録されるため、新たな借入を行なうことは出来ません。

クレジットカードの申込をしても審査に落ちてしまいます。

500万円の借金を任意整理しようとした場合、月々の返済額はどうしても大きくなりがちです。

ですから、返済計画を立てる時は、滞納は絶対しないよう計画には少し余裕を持たせるよう努力していきましょう。

ボーナスが出たら返済用に貯金を作っておくぐらいの姿勢が必要です。

なかにはその期間、副業をして、収入をさらに増やす人もいます。

もちろん、家計簿を作って、しっかり節約をしていくことも大切です。

ただ、一番大切になってくることは、債務整理に強い専門家と事前にしっかり相談をすることです。

債務整理に詳しい専門家であれば、その経験と蓄積された知恵からどのように対応をすれば良いのか、適切なアドバイスを受けることが出来て、失敗するリスクがグーンと下がるからです。

また、過払い金の返還請求をするようなことになった場合も、債務整理に強い専門家であれば、より多くの過払い金を確実に取り返してくれるので、借金総額もグッと下がり、後々の返済がその分、楽になります

500万円の借金をどれだけ減らせるかシミュレーションしてみる(所要時間:2分程度)

任意整理に関しては、無料相談できるサービスを利用しながら、上手に借金を減らせる情報を入手して下さい。

コメントは受け付けていません。