任意整理前の借り入れは可能ですか?

任意整理前に借り入れを行なうことは、実は、大きな問題にはなりません。

任意整理をする場合は、自己破産と違って、貸金業者に対して借金を返し続けることに変わりはないからです。

ただ、法律的な観点で問題はなくても債権者に与える心象はあまり良くないという考え方もあります。

任意整理は、債権者である貸金業者と交渉をしていかに良い条件を引き出せるかということが大切となってきます。

ですから、任意整理前の借入れも検討している方は、その件も含めて、事前に法律の専門家に相談するのが良いでしょう。

借金をどれだけ減らせるかシミュレーションしてみる(所要時間:2分程度)

任意整理前の借金について

私が働いていた弁護士事務所に、任意整理をしようと思っていた直前に、急な出費を強いられた方がいらっしゃいました。

お父さんが亡くなり、葬式代を負担することになり、兄弟姉妹もいましたが、その方は長男だったので、払わない訳にはいかず、お金も手元にないので、借りるしかなかったのです。

このようにローンや消費者金融からの借金の返済が出来なくなり、任意整理をしようと準備している方の中には、手続きの直前になって、さらにお金が必要になってしまうことがあります。

例えば、結婚式など冠婚葬祭である程度のまとまったお金が必要となったり、事故や病気で、多額の治療費が掛かってしまったり・・・

これから、負債を整理しようとしているのに、さらなる借り入れをしても大丈夫なのかと心配する方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、冒頭でも述べたように、任意整理をする直前に借金をしても、そこまで大きな問題にはなりません

なぜなら、任意整理は、借金をチャラにする手続きではなく、借りたお金の利息や月額の返済額を減らしたりするだけであって、返済をするということ自体は変わらないからです。

仮に直前で借金をしていたとしても、その分は、そのまま返すことなり、可もなく不可もなくということになるケースが多いです。

ただ、一つ注意しなければいけないのは、任意整理前に更に借入れをしていると、貸金業者側から、「本当にこの人、ちゃんと返済できるのかな?」と心配に思われる場合があるということです。

そのことが、弁護士や司法書士を通じて任意整理の交渉をしていく際、少なからず影響して来ることも考えられます。

ですから、もし、お金を更に借りなければならなくなった時は、事前に弁護士や司法書士に相談をした上で、お金を借りるようにした方が良いです。

自己破産の場合は要注意

ただし、これが自己破産になると、話は違って来ます。

自己破産の場合は、借金をすべて免責にするという手続きなので、直前の借金は、厳しく追及されるからです。

特に、ギャンブルなどの目的で直前に借金をしたりしたら、詐欺行為と見なされる場合もあります

借金をどれだけ減らせるかシミュレーションしてみる(所要時間:2分程度)

もし、任意整理を検討していても債務の状態によっては自己破産を選択する場合もありますので、まずは法律の専門家に相談することから始めて下さい。

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