任意整理と特定調停の違い、7つのポイント

会社の業績が悪化し、給料が下がったので、消費者金融からお金を借り始めたのですが、雪だるま式に増えて、生活苦に陥ったので、債務整理を考えています。
任意整理か特定調停を考えているのですが、その違いって何でしょうか?
7つの観点からその違いをまとめてみたので、ご参考にして下さい。

任意整理と特定調停の違い

債務整理をするといっても、いくつかの種類があります。
もし、ある程度の返済能力があれば任意整理か特定調停を行なうのが良いでしょう。

どちらも、将来利息をカットできたり、月額の負担を減らせたりという観点では似ていますが、具体的にはどんな違いがあるのでしょうか?

7つの観点からまとめてみました。

弁護士に依頼するか自分でやるか

任意整理は、基本的に弁護士を通じて手続きを行ないます。
個人でやろうとすると、貸金業者から相手にされなかったり、足元を見られてしまうケースがほとんどだからです。

特定調停は、自分で簡易裁判所へ申立てをして、手続きを行ないます。

費用面の違い

任意整理は、弁護士に依頼するため、債権者1件あたり、着手金(2~4万円)や成功報酬が掛かるようになってきます。
特定調停は、自分で行なうため、債権者1件あたり、数百円ぐらいでおさめることが可能です。

債権者からの取り立てストップのタイミング

任意整理では、弁護士と契約をして、弁護士が債権者に受任通知を行なった段階で、貸金業者からの取り立てはストップするので、早めに取りたてのストレスから解放されるというメリットがあります。

特定調停の場合は、まず必要な書類を全て揃え、裁判所に申し立てをした段階で、初めて貸金業者からの取り立てが止まります。

裁判所を通すか通さないか

任意整理では、債権者との交渉は、弁護士が直接行なうため、裁判所は介しません。
その分、手続きもより簡単になりますし、その分、家族に内緒で行なうことも可能になってきます。

特定調停では、自分で簡易裁判所に申立てをするようになります。
そのため、準備する書類は必然的に多くなりますし、裁判所にも何度か通う必要があります。
家族に内緒で行なうことも難しくなってきます。

返済期間で問題があった場合

任意整理後、裁判所を通じて行わず、債務名義の書面が発生しないため、万が一、返済が難しくなった場合でも、すぐに強制執行がされることはありません

特定調停は、簡易裁判所を通じて、債務名義の特定調書を作成しているため、法的拘束量を持ち、返済が滞ったりすると、給料や財産がすぐに差し押さえられてしまうリスクがあります。

過払い金

任意整理では、引き直し計算をして過払い金(払いすぎた利息)があれば、それを取り戻した上で、手続きを進めることが出来ます。
ですから、過払い金が多く発生していそうな場合は、任意整理の方が、借金をより多く減らせるようになります。

特定調停では過払い金があったしても、取り戻す手続きを行なうことは出来ません。

確実性

任意整理でも、和解できないケースもありますが、きちんとした弁護士に相談すれば、粘り強く交渉をしてくれます。
(もちろん、変な弁護士に引っ掛からないよう、弁護士選びはしっかり行って下さい)

特定調停の場合は、調停委員は、必ずしも法律の専門家であるとは限らないので当たり外れがあります
もちろん、調停がまとまらない場合もあるので、その場合は、別の形で債務整理をしていくしかありません。

簡単に言ってしまうと、特定調停の魅力は何といっても、安い費用で行なうことが出来るという点ですね。
ただ、費用の問題がなければ、任意整理を行なった方が、楽ですし、取り戻せる金額も多くなってくる可能性が高くなるので、オススメです。

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