多重債務による自己破産の免責手続について

多重債務になってしまったら、自己破産をすれば借金がチャラになると安易に考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、破産手続きをするだけでは、債務がすぐなくなるワケではありません。

破産の申立てをした後、免責許可を受けなければ、借金の返済義務はなくなりませんし、借金を作った理由によっては、免責不許可事由に該当して、免責を受けるのが難しくなってしまうからです。

具体的な事由については下記でもご紹介していますが、いろいろと不安な方は、こういったサービスを利用して、無料で事前に確認をすることが出来ます。

【無料相談】多重債務で自己破産が可能かどうか確認をしてみる

多重債務者が免責を受ける手続きの流れ

多重債務者になった方が、免責を受けるためには、具体的に以下のような流れになります。

まず、裁判所に破産と免責の申し立てを行った後、裁判官と面接(弁護士に依頼する場合は、弁護士が出席)を行います。

その際、債権者の氏名・住所などを記載した債権者一覧を提出します。

そこで破算手続きの開始が決定が確定した後、20万円を超える財産がなければ同時廃止、換価すべき財産がある場合は、管財事件(小額管財事件)として取り扱われます。

破産の手続きが完了した後、裁判所に出頭し(弁護士に依頼している場合は弁護士が同伴)、免責審尋を受けることになります。

免責不許可事由について

そこで、免責が決定すれば良いのですが、破産法252条1項1号の規定により、以下の条件の場合、免責不許可事由に該当し、免責許可が下りない場合もあります。

●財産を隠していた場合
●ショッピング枠を現金化するなどの違法行為を行った場合
●自己破産の直前に特定の債権者に対してのみ返済を行った場合
●ギャンブル、パチンコ、競馬、FX、株、浪費などが借金の原因になった場合
●虚偽の申請をして借り入れを行った場合
●虚偽の債権者一覧表を提出した場合

多重債務者の方の場合は、ギャンブルなどの理由によって、借金をしているケースが多いため、免責不許可事由に該当してしまうことが多いというのが実情です。

ただ、実際は、裁判所に対して、破算手続きをするに至った事情を説明していくことを通じて、裁量免責という形で免責が許可されるケースがほとんです。

また万が一、免責が不許可になった場合でも、こちらの記事に書いてあるようなやり方で、債務を整理していくことが可能になってきます。

自己破産で免責不許可になったら?ギャンブルや風俗で借金

ただ、多重債務になった場合は、必ずしも、自己破産をしなければならないという訳ではなく、任意整理や個人再生(民事再生)など、もっと簡単な手続きで債務整理をすることも可能となります。

自己破産の手続きは複雑になるケースも多いですし、免責手続きをよりスムーズに進めるためにも法律の専門家に一度、気軽に相談をしてみてはいかがでしょうか。

コメントは受け付けていません。