過払い金の利息計算方法@利息充当方式の方がトクになる理由

過払い金の利息計算方法(金利計算)について、ここでは具体的に解説していきます。

具体的には消費者金融などから取引履歴を入手し、専用ソフトを使って、取引の日付、借入額、返済額、金利の利率を入力して計算していくという流れになります。

また、利息の計算方法も利息充当方式(充当方式)と利息非充当方式(棚上げ方式)大きく2つに分かれます。

ここまでの話を聞いて、頭がこんがらがって来た方もいらっしゃるかもしれません。

そういった場合は、このような過払い金の計算や返還請求に強い法律事務所に依頼する方が得策です。

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過払い金の利息計算方法

グレーゾーン金利によって発生した過払い金を計算するためには、まず貸金業者から取引履歴を入手する必要があります。

その後、こちらの記事にも紹介されているような計算ソフトを使って、引き直し計算を行っていきます。

過払い金の引き直し計算と代表的なソフト

計算を行う際は、取引を行なった時ごとの
取引の日付
借入額
返済額
金利の利率

を入力していきます。

すると
先回の取引から経過した日数
発生利息
利息へ充当した金額(返済を行なった場合)
未返済利息
元本へ充当した金額
元本の残額
過払い利息

などが算出されるようになっていきます。

利息充当方式(充当方式)と利息非充当方式(棚上げ方式)について

ちなみに過払い金の利息計算を行う場合、2つの計算方法があります。

充当方式(利息充当方式)

既に過払い金が発生している状態で、新たな借入を行なった場合、過払い金の利息(年率5%)と過払い金の元本両方に充当していくという計算方法です。

例えば、過払い金が100万円発生していると、過払い金には年率5%の利息が付くため、1年後は105万円となります。

1年後に25万円を借りると、過払い金の利息と元本両方に充当されるため、過払い金は80万円となります。

さらに1年経つと、80万円に対して、5%の利息が付く形となり、過払い金は、80万円 x 1.05 = 84万円となります。

利息非充当方式(棚上げ方式)

過払い金が発生している状態で、新たな借入を行なっても、過払い金の利息(年率5%)には充当せず、過払い金の元本のみに充当していくという計算方法です。

例えば、過払い金が100万円発生していると、1年後は105万円となります。

1年後に25万円を借りると、過払い金の元本だけに充当されて、その時の過払い金は同じく80万円(利息分は5万円、元本は75万円)となります。

ただし、さらに1年経つと、利息を含めた金額ではなく、過払い金の元本に対して、5%の利息が付くのみとなるので、過払い金は、5万円+75万円 x 1.05 = 83.75万円となります。

充当方式(利息充当方式)の方が、借主にとってはトクになることがお分かり頂けましたでしょうか?

この数字は、例を見るだけでは一件小さく見えますが、過払い金が額が大きかったり、取引期間が長かったりすると、その分、金額に大きな差が出てくることになります。

実際に利用されている方法は?

もちろん、貸金業者側としては、利息非充当方式(棚上げ方式)で過払い金の利息計算をしたがります。

しかし、平成25年4月11日に最高裁で借主に優位な充当方式(利息充当方式)を原則として採用することを決定しました。

ただ、それでも貸金業者は、利息非充当方式(棚上げ方式)を主張し、訴訟になったらしぶしぶ充当方式(利息充当方式)に合意するというケースも多いです。

過払い金請求を弁護士や司法書士を通じて行う場合では、早期解決を図るため、利息非充当方式(棚上げ方式)で和解をしようとする事務所もありますので、そこら辺はきちんとチェックをする必要があります。

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過払い金請求の対応は、法律事務所によっても、対応方法が違って返還できる金額もかなり違って来ますので、必ず過払い金請求に強い事務所を選ぶようにしましょう。

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