債務整理で借金を棒引きにすることの社会的意義とは

債務整理で借金の返済額を減額することは家庭崩壊や犯罪を防止する意義があるので、多額の債務を負った本人はもちろん社会全体の益にもなります。

気晴らしに始めた競馬やパチンコが原因で多額の債務を負ってしまう人がいます。クレジットカードで欲しい物を買っていたら、いつの間にか返済額が膨らんでいたという人もいることでしょう。そのような時に、債務整理をすれば返済額を減額できると聞くと、ほっとします。しかし、自分がためてしまった借金が棒引きされるなどというオイシイ話がどうしてあり得るのでしょうか。

日本司法書士会連合会のホームページには、債務整理の社会的意義について、このように書かれています。多重債務者が経済的に行き詰まって犯罪に走ったり、家庭が崩壊するのを防止するのが債務整理の目的です。債務とは関係のない人も、スリや強盗に遭う心配をしながら生活したいとは思いません。みんなの税金を使うことにはなりますが、借金の返済に困っている人を救済すれば、公共秩序が維持され、結果として国民全体の益になるのだ、という趣旨です。

もしも、一生働いても返せないほどの借金を背負ってしまったら、どんな気持ちになるでしょうか。しかも、借金を背負う理由は、必ずしも自業自得とは限らないのです。多額の借金を背負わされた人は、働く意欲だけでなく、生きていく意欲すら薄らいでしまうことでしょう。さらに、その人の子どもたちも影響を受けます。お金がないので進学をあきらめて、悪条件で働き始めることを余儀なくされるかもしれません。希望のない人であふれると、誰にとっても住みにくい社会になってしまいます。それで、みんなの税金を使って借金地獄に陥った人を救済することは、社会にとっても益になるのです。

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