任意整理で借金の圧縮ができる見込みがある人とは?

任意整理の見込みがあるのは安定した収入があって、35年以内に任意整理で調整してもらった借金を誠意をもってきちんと返済できる人です。

任意整理では、裁判所に出頭する必要も、家族や会社に知られることもなく、マイホームや貯金などの財産を守れます。債務整理の中でも任意整理はデメリットが少なくてメリットが多い方法ですが、債務を抱える誰もが利用できるわけではありません。

まず、任意整理が可能な人には安定した収入があって、35年以内に任意整理で調整してもらった借金を返済できる見込みが必要です。アルバイトや年金暮らしでも、引き直し計算後の残元本をきちんと返済できる見込みがあれば問題はありません。しかし、任意整理をして返済額を圧縮してもらったにもかかわらず、再び返済が滞ってしまうと、2度目の交渉の余地はありません。任意整理に関わる弁護士(司法書士)は、依頼人の借金の総額と今の経済状況をよく分析して、任意整理をすれば必ず完済できるかどうかを見極めます。トータルに判断して、完済の見込みがない場合は個人再生や自己破産を勧められることがあります。

貸金業者には任意整理に応じる義務がありません。任意整理で借金の返済額を減らしてもらう交渉は、相手の同情心や親切心にすがることを意味します。安定した収入があって、35年で借金の返済ができるとしても、お金を借りた人が取引の開始から1回も返済していないなど誠意が見られない場合、交渉は不可能でしょう。取引期間が非常に短い場合も、任意整理で将来利息をタダにしてしまうと、貸金業者の利益がほとんどなくなってしまうので、交渉するのは難しいです。

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