特定調停は裁判所で簡単にできる債務の整理法

特定調停とは裁判所が直接お金を借りている人と貸している人の間に入って和解案を探す債務整理の方法です。個人でも法人でも利用できます。

債務整理の方法として、以前は任意整理・個人再生・自己破産の3種類でしたが、20002月から特定調停が利用できるようになりました。特定調停とは民事調停の特例手続きで、借金の返済が困難になってこのままでは破産するおそれのある人が、返済の仕方などについて裁判所で債権者と話し合い、生活や事業を建て直すことを目的に定めらました。個人でも法人でも特定調停を利用できます。

任意整理は裁判所を通さずに、弁護士や司法書士に手伝ってもらって債権者と交渉し、借金の整理をしますが、特定調停は弁護士や司法書士を通さずに、裁判所が直接お金を借りている人と貸している人の間に入って和解案を探します。特定調停の申し立てをするには、裁判所に置いてある申立書の見本に従って書いていけばよく、法律の知識がない人でも簡単に手続きを進めていけます。債権者との交渉は自分でしなければいけませんが、裁判所の調停委員が間に入ってくれて、双方の主張だけでなく気持ちにも耳を傾け、事実を確認する必要があれば調査も行い、法律の知識に基づいた的確なアドバイスをしてくれるので、公平な解決策を期待できます。お金を貸している人と借りている人の双方が納得できる和解案が見つかり、合意が成立すれば裁判所で調書に記載します。この調書には裁判所の確定判決と同じ効力があります。借金をしていた人は、これ以降、特定調停で決まった方法に従って返済していけば、もう取り立てに追われることはありません。

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