裁判所を通した個人再生で借金の返済額を減額できる

個人再生は安定した収入のある債務者が裁判所が承認した計画通りに借金の一部だけを35年返済すれば残りは免除するという債務整理方法です。

個人再生は、約束した通りの返済ができなくなり、破産しそうな人が自己破産を回避するための制度で、20014月にスタートしました。個人再生は、住宅ローンを除く債務総額が5,000万円以下で、安定した収入がある個人債務者だけが利用できます。借金の全額を返済することは難しくても35年の間、裁判所が認める限度までがんばって返済を続ければ、残りの借金をすべて免除してあげましょう、という趣旨で、借金地獄に死ぬまで苦しめられる人を無くす目的で作られました。個人再生には、小規模個人再生手続と給与所得者等再生手続の2つの方法があります。

例えば、連帯保証人制度のせいで突然1,000万円の借金を負った人がいるとします。この人の年収が500万円で、自分の家のローンもあり、収入に応じて支払える額は3年間で200万円が限界だというケースを考えましょう。200万円だけでもきちんと返済する再生計画を立て、それを裁判所が認めて、実際に再生計画通り3年間一度も滞納せずに返済できたら、残った700万円の借金が利息も含めてすべて免除されるという制度です。

借金をしている側が提出した再生計画案について、裁判所がお金を貸している債権者の意見を聞きながら道理に合っているかいないか判断します。裁判所が良いと判断した再生計画に反対する債権者がいたとしても、半分以上の債権者が同意してくれるか、借りている総額の半分以上の債権者が同意してくれれば、その再生計画は裁判所によって承認されます。借金をした人は、裁判所で承認された個人再生計画通りに返済できれば、それ以上、借金に悩まされることはありません。

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